Story1遠隔医療が、日本の医療が抱える問題解決のきっかけになる

眼科医 眞鍋 歩

もともとITを使って医療界で何か出来ないかと思っていたところに、知人から遠隔診療サービスの話を聞きました。
これは患者さんにとって必ずメリットのあるサービスだなと直観的に思い、また医療従事者からしても面白いサービスになると思い、立ち上げに参加することにしました。 いろいろとサービスを試行錯誤していくうちに、今の医療相談の形になりましたが、今日本の医療業界が抱える様々な問題を解決するきっかけになるのではないかと思っています。

Story2じっくりと患者さんと向き合える、そこが医師としての一番のメリット

眼科医 眞鍋 歩

実際にやってみて感じたことは、このサービスでは患者さんと話す時間を長く取れるメリットがあることです。
眼科の外来患者さんは人数が多く、普段の外来で一人一人に使える時間は限られています。本音は患者さんにじっくり説明してあげた方が、満足して帰られますし、後から質問を受けることは余計に時間がかかったりします。
しかし普段の外来であれば、その後にもたくさんの患者さんが待っています。あまり待たせるわけにもいかない。
このサービスの場合、15分と時間が決められている事で、逆にその時間をフルに使う事ができるため、普段の外来では出来ないような、患者さんとじっくり話す事が可能になります。そこが一人の医師としては一番のメリットかな、と思います。

Story3全ての人がかかりつけ医を持つ世界を実現したい

眼科医 眞鍋 歩

相談者の方からは、こんなに簡単に医師に相談できるなんてとても便利ですね、とみなさんに言っていただいています。やはり医療業界は変革が難しく、なかなか変わっていきづらい業界です。もちろん、人の命を預かるものですから、そう簡単にルールが変わると一番困るのは患者さんかもしれません。
その中でも、今の医療が全ての人にとってよりアクセスしやすく、より便利なものになっていったらきっと世の中もより良くなるんじゃないかと思っています。
一般の方々が持つ医療への感じ方を、もっと身近にしたい。誰にでも、相談しやすいかかりつけ医を持つような役割がこのサービスを通じてできればいいなと思っています。
例えば、こんな時は病院に行った方がいいのか、明日の朝まで家で様子を見てても大丈夫なのか、なかなか病院に電話して聞きづらいこともあると思います そんなときに気軽に相談できる医師がいれば、みなさん安心ですよね。一人一人が気軽に相談できるかかりつけ医を持つ、そんな未来の医療の姿を思い描いています。

眼科医 眞鍋 歩

眼科医

眞鍋 歩

医師、医学博士 日本大学病院眼科研究員
2009年日本大学医学部卒業。2011年4月日本大学病院眼科入局。2012年ボストンHarvard大学MEEI病院、2014年シンガポールCamden Medical Centerへ短期留学。2015年3月日本大学医学博士課程修了。2015年12月NGO団体AOCAの活動でインドダラムサラに白内障手術アイキャンプへ参加。現在、日本大学病院眼科研究医員として臨床・研究に従事。

< 一覧へ戻る

ページトップへ